全国秘湯巡り・新潟
妙高高原の旅
第1日目 東京→妙高高原→赤倉温泉
第2日目 赤倉温泉→妙高高原→東京
第1日目
● 赤倉温泉へ
(赤倉温泉から望む妙高山)
赤倉温泉は学生時代と、その後社会人になってから1〜2回行ったことがあったが今では温泉街の様子もお湯もスキーゲレンデも全く忘れている。 確か、この頃のスキー行は赤倉のリフトを乗り継いだ後、燕温泉や関温泉に行き、関山の駅までスキーで滑ったのだが、ディテールはよく覚えていない。
また、会社員になり立ての頃、会社のスキー部のスキー合宿で関温泉の関善館に泊まったのだが、温泉のお湯が赤い色をしていた位しか覚えていない。
誕生日近くの秋の連休は、50年ぶりにこのあたりのお湯巡りをして、センチメンタルジャーニーにしようということになった。
長野新幹線から信越線で妙高高原駅に行き、赤倉温泉まで路線バスにのり、その後は妙高観光協会が運営する「ぶらっと妙高号」で関温泉や燕温泉、杉野沢まで行き来が出来そうだった。
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● ぶらっと妙高号に乗り遅れる
長野新幹線は快適だった。
長野駅で在来線に乗り換えると、入って来た普通列車は昔の六両編成の特急列車のリタイア後の姿だった。
長野新幹線に比べるとシャープさは無いが、温かさがあり、スピードも景色を見るのに好適だった。
(普通列車妙高号) |
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(田園風景) |
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(沿線の景色1) |
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(沿線の景色2) |
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沿線の風景は、途中までは田園風景だったが、牟}を過ぎたあたりからは山の風景に変わった。
昔は複線だった信越本線は今では単線の全くのローカル線になっていた。
妙高高原駅で川中島バスに乗り換え赤倉温泉を目指す。
バスは、妙高市の住宅街から国道を越えて新赤倉温泉に入り高原の雰囲気が出てきた。
(川中島バス) |
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(高原の景色) |
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路線バスからぶらっと妙高号に乗り継ぐ時間は短く、予約した旅館の香嶽楼に荷物を預けるゆとりがなさそうなので妙高観光協会のコインロッカーを利用する事とし、観光協会に入って付近の事情を聞いていたが、折しも雨と風が激しくなり、観光協会の前のバス停に出る寸前にぶらっと妙高号は通り過ぎてしまい乗ることが出来なかった。
(妙高観光協会)
観光協会では恐縮してすぐにタクシーを手配してくれた。
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● 関温泉の日帰り温泉
荷物をコインロッカーから出し、予約を入れた「香嶽楼」に預けて関温泉に向かった。
タクシーはたいした時間も掛からずに関温泉に着いた。
雨が降り出し妙高高原の景色は良くなかったし、紅葉にはまだ間があるようだった。
関温泉は、50年以上前に何回か訪れていたが、温泉街の様子に記憶が無く、スキーゲレンデもどこにあるか全く覚えがなかった。
当時勤めていた会社のスキー部の合宿に使った関善館という旅館は「せきぜん」と名を変えて、同じ場所で営業していた。
せきぜんの日帰り温泉
帳場に人が居らず、帳場の窓越しにあった鐘を鳴らしたらご主人が現れた。
日帰り温泉をお願いする。
浴場は、廊下の奥を左に折れた場所にあった。
場所は一階だが、背後の傾斜のため二階の位置にあるような高い場所の風呂場だった。
簡素な脱衣場だが清潔で、浴室に入ると、5〜6人が入れそうなサイズの、御影石で縁取りされた浴槽にほぼ透明なお湯があふれていた。
関温泉のお湯は「赤いお湯」という記憶があったが、主に鉄分が沈着して赤茶色に感じるのだろう。浴槽に入って足が底に付くと赤い鉄分が舞い上がって赤いお湯になるが静止状態では透明なお湯のようだ。
ぬるめのお湯だった。
50年の昔のお湯の印象は「赤い」、「ぬるい」という二点だが、お湯は思ったより透明で、せきぜんではぬるめだが、分析表の温度表示は48.8度とのこと。
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旅館登美屋の日帰り入浴
燕温泉経由で赤倉温泉に戻るぶらっと号のバス発車時刻にはかなり時間があり、外は雨なので隣の「旅館登美屋」の日帰り温泉に入ることにした。
登美屋に日帰り入浴をお願いすると快く受け入れてくれ、お風呂場の在りかを教えてくれた。
並んで建っているだけあって、せきぜんと登美屋は館内の浴室の位置も全く同じだった。
脱衣場も浴室も浴槽もせきぜんよりやや広い感じで、特に浴槽は二方向が広い窓に面し景色が良かった。
お湯の温度は適温で、赤い鉄の湯の花が舞うとお湯が赤くなった。
湯上がりに玄関で雨宿りをさせてもらう。
この宿の三歳の孫がしきりに話しかけてきた。
下に弟が居るせいかしっかりしたお兄ちゃんで時間が早く過ぎた。
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● またもぶらっと妙高号に乗り遅れ
ぶらっと号のバスの時間より早めに玄関を出て、バス停の後ろの、登美屋との間で待っていたのだが、目を離した隙にバスは猛スピードでバス停を通過し、またも乗り損なった。
(登美屋前のバス停)
登美屋のおじいさんが気の毒がって燕温泉まで送ってくれ、三歳の孫も助手席で大人同士の話を聞いていた。
燕温泉までは道も良く、5〜6分でホテル花文の前に着いた。
ホテルの前がバスなどの折り返し点になっていて、登美屋のおじいさんもUターンして戻っていった。
雨の中を有り難い話だった。
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● 燕温泉 ホテル花文の日帰り温泉
燕温泉には二つの無料露天風呂があるというが、雨と気温の低さで断念し、温泉街のとば口にあるホテル花文の日帰り温泉に入ることにした。
赤倉の観光協会の女性の推薦でもあった。
花文は鉄筋三階立てのやや年季の入ったビルで、フロントには高齢の婦人が受付をしていた。
(ホテル花文) |
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(脱衣場) |
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(ホテル花文男性内湯の浴槽)
男性内湯はフロントと同じ階にあり、薄暗い脱衣場の隣が浴室だった。
浴室の中央に大きな浴槽があり、白濁の湯があふれていた。
12〜3人ほどが入れようか?。
深めの浴槽で、窓が広く適温のお湯が快適だった。
お湯は含土類石膏泉(緩和性低張性高温泉)
うすい硫黄臭とすっぱい硫黄味がして、好きなタイプのお湯だった。
白と黒の湯の花が身体を動かすと足元に舞った。
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● 赤倉温泉まではぶらっと号も乗せてくれた
(ぶらっと妙高号)
連続2回も通過されたので、今回はかなり時間に余裕を持ってバス停に出た。
雨が降り続いていて、若干濡れるのだがそんなことより一度は乗ってみたいと意地になった。
折り返し点にあるバス停だからよもや通過はあり得ないと思ったが信用できなかった。
ところが、今回は時間になってもぶらっと号はなかなか来ないので、いったいどうなっているのか心配になった。
バス停では、妙高山に登った福島県の団体が、福島ナンバーの貸し切りバスの中でくつろいで居るのに、ぶらっと号はかなり遅れてからバス停に着いた。
(ぶらっと妙高号のバス停) |
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(福島県の登山者と貸切バス) |
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燕温泉から赤倉温泉へは、タクシーで関温泉に向かった道とは違う道を通った。
運転手さんに聞くと、この道の方が通りやすいのだとのこと。
道の傍らはスキー場で、長いスキーリフトが休止していた。
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● 赤倉温泉・天心六角堂
天心六角堂というバス停でぶらっと号を降りた。
ここは岡倉天心の別荘があった場所で、六角堂内には平櫛田中作といわれる天心の黄金の胸像があると云われている。
(岡倉天心の別荘跡の石碑) |
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(六角堂と天心終焉の地の石碑) |
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(天心六角堂)
岡倉天心は日本美術院の創設者だが、その偉業については天心に関する様々な論評やネットのページに譲るとして、この地を愛しこの地で亡くなったということは赤倉の魅力がいかに素晴らしいかを物語っている。
天心六角堂の敷地と、赤倉パターゴルフ場の敷地の間を通って野天風呂の滝の湯に向かった。
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● 野天風呂滝の湯
野天風呂「滝の湯」は温泉街からいうと一番上に位置するが、天心六角堂からいうとほぼ同じような高さにあり、赤倉温泉開湯170年を記念して1986年にできた日帰り温泉施設である。
(野天風呂滝の湯)
(滝の湯建物) |
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(脱衣場) |
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(ウオータースライダー) |
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巨石を配した野天風呂は豪快そのものだった。
草津の西の河原露天風呂には広さでひけを取る。
お湯は北地獄谷源泉のお湯で、やや白色の硫黄の臭いのする温泉で、長い距離をパイプを伝って来るのと、野天のためかぬるめで、長く入って居ても身体があたたまってこなかった。
身体を洗ったりする施設も貧弱だが、赤倉唯一の共同浴場で、25年前に創設したことには敬意を表したい。
夏期に営業する温泉プールやウオータースライダーも季節が去って寒々としており、建物の二階に休憩所も誰も入って居なかったので早々に退去して宿の香嶽楼に向かうことにした。
途中、赤倉温泉足湯があり、赤倉温泉の開湯の歴史を書いた説明文に感銘を受けた。
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● 足湯にあった赤倉温泉開湯譚の説明文
広い敷地の奥に足湯があった。
足湯の周りに何枚かの説明板があり、その一枚が赤倉温泉の開湯秘話。
(赤倉温泉足湯公園1) |
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(赤倉温泉足湯公園2) |
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(足湯公園にあった赤倉温泉開湯譚の掲示)
概略を述べると、江戸時代(文化十一年−1816年)庄屋の中嶋源八らが中心となって、役人松本斧次郎を介して越後高田藩に温泉場開発の願いを出し、買い入れ金、迷惑料、開発費など多額の費用を支払って開発に成功した話で、佐渡の竹をくり抜いた樋で源泉を7キロも引き湯したとのこと。その苦労を思えば、この地の温泉をなんとしても維持発展させなければ、当時の人に申し訳ないではないか?
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● この日の宿「香嶽楼」
温泉に行く場合、宿を予約するのが困難で面倒で、しかも楽しみなのだが、特に赤倉温泉は様々なタイプの宿泊場所があり困ってしまう。
今回は、価格を1万円と決め、ネットで探してみたら「香嶽楼」が見つかった。
宿の規模はやや大きめだが、若女将の「アボカド通信」というブログが気に入った。
香嶽楼の場所は赤倉中央通りと本通りの突き当たりで、庭の奥に白亜の建物があった。
(香嶽楼)
三階建てだが後ろ側が坂なので食堂などは地階に当たる場所にある。
建物はモダンだが、個室は和風旅館の良さを残していた。
各階の廊下のインテリアがよい。
(例えば三階の廊下)
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● 香嶽楼のお風呂
香嶽楼のお風呂場は二ヶ所でどちらも露天風呂が付設されている。
露天風呂はどちらも遜色ないのだが、内湯の方は小さい方の内湯はタイル張りの壁に囲まれているので閉塞感が無いでもない。
だから、男女が日替わりで交互に使うことによってバランスを保っている。
香嶽楼 大きい方のお風呂
(内湯) |
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(露天風呂) |
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香嶽楼 小さい方のお風呂
香嶽楼のお湯は北地獄谷のお湯で、滝の湯と基本的に同じなのだが、滝の湯のように広い野天風呂内に滞在する時間が長くなく、適切なサイズの浴槽にフレッシュなお湯が供給されるので、手足の先にしみわたる感じが強い。
身体が芯からあたたまり湯冷めがしにくかった。
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● 香嶽楼の夕食
さて、夕食は地階の食堂で摂ることになっている。
(先付け4品) |
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(酢の物) |
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(牛肉のタタキ) |
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(丸なすの味噌焼) |
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(自家製豆腐) |
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食事の内容はおよそ以上のようだが、結構凝っており、味も良く堪能した。
従業員の出過ぎずしかも適切なサービスも光る。
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第二日目
● 香嶽楼周辺の花々
早朝から妙高山の山頂が顔を出した。
(香嶽楼三階から見た妙高山)
散歩に出て、香嶽楼と周辺の秋の花を撮った。
ひろさんの住む場所より1週間ほど早い。
(ホトトギス) |
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(芝栗のイガ) |
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(コスモス) |
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(シュウメイギク) |
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(ミヤギノハギ) |
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(アサガオ) |
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(シオン) |
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(コルチカム) |
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● 香嶽楼の朝食
散歩で時間を取ったら朝食が始まっていた。
香嶽楼は一階の廊下から地階の食堂前のロビーが見下ろせる。
朝食はバイキングで、宿泊客は食材の前に群がっていた。
(地階のロビー)
メニューは和洋で、ひろさんは通常の習慣によって洋食を選んだが、主なメニューの写真は以下の通り。
(パン類) |
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(ミルクとジュース) |
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(ハム) |
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(ウインナーソーセージ) |
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(フレンチポテト) |
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(焼売) |
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(目玉焼き) |
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(フルーツ類) |
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この他に、コーンフレーク、野菜サラダ、ポテトサラダ。和食ではおでん、湯豆腐、煮豆、ゴマ和え、野菜の煮付けなど。
和食派、洋食派のどちらからも、特に人気の高かったメニューは、あつあつの焼売と目玉焼き。
バイキングは自分の好みのメニューがあれば、食べる量が選べるので好評のようだった。
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● 信越五高原ロングライドサイクリング
「苗名の滝」に向かうべく、香嶽楼をチェックアウトしてバス停に向かう。
香嶽楼を出たところで、「信越五高原ロングライドサイクリング」の選手達に出会った。
このサイクリングでは斑尾高原、妙高高原、黒姫高原、戸隠高原、飯縄高原を周遊する120キロのコースを走り抜けるという。
高原二つ目の妙高高原では選手はばらけて、まとまって走行する姿は見られなかった。
ただ、世の中にはこんな大会もあって、交通整理の人が何人も出て、参加者も何百人という規模であることを知って、なぜか愉快な気持ちになった。
(サイクリングの選手1) |
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(サイクリングの選手2) |
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(サイクリングの選手3) |
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(サイクリングの選手4) |
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● 苗名滝
赤倉本通のバス停ではぶらっと妙高号を待つ客が20人近くも居た。
さあ!これならぶらっと号も通過出来まい!!。
(赤倉本通のバス停)
バスは20分ほどで苗名滝の駐車場に着いた。
苗名滝の駐車場付近には二軒の食堂と公共トイレがあるだけで、滝へのアプローチの道は長野県との県境の関川の対岸に渡り長野県側を関川沿いに進む。
(苗名滝駐車場付近) |
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(関川を渡る) |
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砂防ダムの階段を上ると急に山道になる。
関川沿いの道はさして急ではなく、およそ15分で関川にかかる吊り橋で再び新潟県に戻ると滝にもっとも近くなる。
この橋の付近が絶好の苗名滝のビューポイントである。
(苗名滝)
苗名滝は落差55メートルで玄武岩の岩をえぐって落下していた。
同じ時間をかけて苗名滝駐車場に戻り、休暇村行のぶらっと妙高号に乗った。
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● 杉野沢温泉センター 苗名の湯
バス停「杉野沢温泉センター前」で下車すると、苗名の湯は目前だった。
二階建ての立派な建物で、入ると、男女浴場は二階。
(杉野沢温泉センター 苗名の湯) |
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(浴槽) |
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(自家製豆腐) |
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脱衣場、浴室ともに立派な造りで、浴槽は12〜3人が入れる広さ。
泉質はナトリウム・カルシウム・マグネシウム−塩化物・炭酸水素塩温泉(中性低張性低温泉)で、やや薄緑の透明なお湯はぬるすべ感があり、舐めると塩味と鉄分味する。
よくあたたまるお湯で湯冷めしにくい。
次の妙高高原行き路線バスに乗って妙高高原駅に向かう。
駅まで12〜3分。
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● 帰りの昼食は笹寿司
妙高高原駅に駅弁はなく、そばなどを食べる時間も無かったので、駅前の石田屋で笹寿司を買って発泡酒で旅の終了を祝った。
(外箱) |
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(笹寿司) |
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(発泡酒と笹寿司)
車窓の景色は昨日よりやや秋めいて、長野駅まではあっという間だった。
(若干の情報)
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